皆さんこんにちは
かれこれ10年ぶりに発症してしまった花粉症に難儀している社長の藤野です。
今年は例年以上に飛散量が多いらしいですね、
コロナの規制が緩くなったにも関わらずもうしばらくマスクが手放せなさそうです。
さて、3月11日~12日にかけて11年前から弊社も協力させてもらっている
福島ひまわり里親プロジェクトの全国大会に参加するため福島県に訪問してきました。
震災から12年目となる今年は原発事故の影響で避難指示区域となっていた
富岡町で開催され、地震発生時刻の14時46分には参加者全員で黙とうが捧げられました。
コロナの影響で福島の皆さんにリアルで会えるのは3年ぶりでしたが、
いつもと変わらず温かく迎えて下さり、収穫した種も無事に届けることが出来ました。
当日は至る所で祈念式典が開催されていたので、当たり前の日常の大切さと有難さを嚙み締めながら過ごしました。
今回は久しぶりに車で現地入りすることが出来たので、
時間の許す限り北上しながら震災遺構を中心に視察して回りました。
【児童93名(うち1年生11名は帰宅していた)は、教職員の迅速な判断と児童の協力により、
奇跡的に全員が無事避難することができた福島県浪江町立請戸小学校】
リンクはこちら→震災遺構・請戸小学校HP
【校長先生の機転で児童や職員・迎えに来た保護者や地域住民を屋上の屋根裏に避難させて
90名の命を救った宮城県山元町中浜小学校】
リンクはこちら→震災遺構・中浜小学校HP
【海抜3.7Mだから津波は心配ないと正確な避難指示が出せなかったばかりに
児童108名中74名・教員10名が亡くなってしまった石巻市震災遺構・大川小学校】
リンクはこちら→石巻市震災遺構・大川小学校
【津波が押し寄せる中、周辺住民への避難指示を最後まで放送し続けて職員43名が犠牲となった南三陸町防災対策庁舎】
リンクはこちら→南三陸震災祈念公園リンク記事
いずれの施設でも自然の猛威と当日の緊迫した様子に胸が締め付けられますが、
平常時の備えと有事のリーダーシップによって結果が大きく違ってくるのだと痛感させられました。
我々の住む岡山でも南海トラフ地震が起こった際は3~4mの津波が押し寄せると言われていますので、
ハサードマップや居住エリアの海抜高さを把握して避難計画をしっかり立ておくことが大切ですね。
祈念公園横にある南三陸さんさん商店街では震災直後から中心となって復興に尽力されてこられた
株式会社山内鮮魚店の山内会長や及善かまぼこ店の及川会長からは、自分たちの力で故郷を復興させるという覚悟と、
仲間への感謝と愛情をヒシヒシと感じました。
リンクはこちら→南三陸さんさん商店街HP
『有事は平時にあり』
改めて福島ひまわり里親プロジェクト代表の半田さんに教えてもらった言葉の意味を深く考えながら、
一日一日を大切に過ごしていこうと思います。